TITLE:【Exhibition】新訳版「哀しいカフェのバラード」刊行記念 山本容子銅版画展 トーク&サイン会終了しました!
新訳版「哀しいカフェのバラード」刊行記念 山本容子銅版画展
トーク&サイン会が無事終了しました!
皆様ありがとうございました。
会期は残り3日です、ぜひお越しください。
ーーー
日時:2024年10月9日(水)〜15日(火)
9:00-21:00 (最終日は16:00閉場)
場所:丸善・丸の内4Fギャラリー
新訳版「哀しいカフェのバラード」刊行記念 山本容子銅版画展
トーク&サイン会が無事終了しました!
皆様ありがとうございました。
会期は残り3日です、ぜひお越しください。
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日時:2024年10月9日(水)〜15日(火)
9:00-21:00 (最終日は16:00閉場)
場所:丸善・丸の内4Fギャラリー
【山本容子版画展 「世界の文学と出会う〜カポーティから村上春樹まで】
内覧会、レセプション終了!
これから、8ヶ月間。文学と絵と音楽のイベントも挟んで展覧会は続きます。
カポーティ、世界文学20巻、シェイクスピア、プレヴェール、アポリネール、ジョイス、ゲーテ、ヒメネスそして、カーソン·マッカラーズです。出会いがありますように。
早稲田大学の校内を散策しながら、展覧会観てくださいね。
山本容子
京都市立芸術大学 公開特別講義 イブニング・テラス
日時:2024年10月23日(水)18:00-19:30
会場:京都市立芸術大学 C棟 講義室1
定員100名 事前申込制(先着順)参加無料
カーソン・マッカラーズ著、村上春樹 訳、山本容子 絵
新刊「哀しいカフェのバラード」(新潮社)が、9月26日に発売です!
村上春樹の新訳と山本容子の銅版画で、マッカラーズの名作がよみがえります。
新刊刊行に伴い、ふたつの展覧会も開催されます。
日時:2024年10月9日(水)〜15日(火) 9:00-21:00
(最終日は16:00閉場)
場所:丸善・丸の内4Fギャラリー
日時:2024年10月1日(火)〜2025年5月27日(火) 10:00-17:00
・I期:2024年10月1日(火)〜2025年1月31日(金)
・II期:2025年3月3日(月)〜2025年5月27日(火)
休館日:水曜日ほか(開館日はウェブサイトでご確認ください) 入場無料
場所:早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)2階展示室ほか
2005年2月23日に山の上ホテルで、河合隼雄さんの対談相手をした。河合さんは初対面の私をながめつつ、ホーッ、それで?ソウ、それから?と合いづちを打って下さった。そのリズムにのり、どんどん子供だった頃の思い出がずるずると出てきたことに驚いていた。
対談後談としてこんな文章を下さった。書き出しを伝えたい。
びっくりのなかに個性が輝いている人 河合隼雄
驚きのない人生というのは、実につまらないと思う。山本さんの人生は「びっくり」に満ちている。そして、ひとつひとつのびっくりのなかに山本さんの個性が輝いているのだ。びっくりのなかから個性が生まれ、個性がびっくりを生み出している。
今もずっとこの調子で生きている。そして今も胸に抱きしめている宝物の言葉です。
山本容子
対談集あなたが子どもだったころ[完全版] 河合隼雄
発行:中央公論新社
発売:2024年7月22日
定価:1,100円+税
おこちゃん
著:山本容子
発行:小学館
発売:1996年2月9日
会期:7月13日(土)〜28日(日)※22日(日)は休廊日
会場: Gallery Earl Grayz
時間:11:00-18:00
久留米市通町111−18
TEL : 0942-38-6822
mail : earlgray28@gmail.com
久留米市で個展がはじまります。
1979年27歳の時に、トルーマン・カポーティの本を読み、
読書感想絵として制作した銅版画を本の装丁に使った”Book Works”は今も続けています。
今年2月に、大分市立美術館でこんな本の仕事をテーマに講演会をしました。
この会場でギャラリーEarl Gray(アール・グレイ)のオーナー進藤さんと出会い、
嬉しいことに今回の展覧会のオファーがあったというわけです。
七夕を過ぎた暑い日から始まるオーナーの熱意あふれる展覧会と是非出会って下さい。
夕涼みになりますように。 山本容子
六月は読書の月かもしれない。雨の日が多く、静かに落ち着いた花が咲く。
菖蒲、紫陽花の青や紫色が雨に似合う。雨にとじこめられた部屋の窓を少し開けると土の匂いがするのもいい。子供の頃からの変わらないカオリにほっとして雨読する。
「読んでばっか」は江國香織さんの新刊。
−そばに本があることの幸せと、本を読む喜びにあふれた、心躍るエッセイ集−
と本の帯の言葉は、息急き切って号外を届けてくれた。
−絵本、童話から小説・エッセイ・詩、そして海外ミステリーまで−
の読後感が綴られていて、その感動ポイントが「江國香織の作品」になっている。対談も食事も仕事も一緒にしたことのある熱心な読者として、カオリさんの言葉をもっと楽しみたい。この六月の読書に最適です。
山本容子
2024年6月10日
発行:筑摩書房
定価(本体価格1800円+税)
書籍の販売詳細ページはこちらから
★編集は刈谷政則さんです。 (「ハムレット!ハムレット!!」の編集者)
Brancusi Carving the Essence
彫刻家ブランクーシ(1876-1957)の展覧会に行った。私は1985年に、彼の生家のあるルーマニアのホビタ村を訪れたことがあり、彼の生活が木を素材にした素朴な造形で囲まれていたことを知った。なので、今回は磨かれたブロンズ作品を中心に鑑賞してみたいと思った。なぜなら素朴さと洗練の間を行き来してみたかったから。
ブランクーシと犬のポレール
「レダ」は白鳥。レコード盤のような台に乗った光るブロンズ作品の水鳥は、回ると景色をとりこみ、光を発するだろうと想像する。意外に大きい。
同じく円盤に乗った「魚」。くるくる回ると音が聴こえてきそう。ブランクーシは魚をイメージした時、形やウロコなどの細部より先に泳ぐ姿を思い浮かべるという。川の流れ、川面にきらめく光と共に。
これらの鳥は離陸の角度を見せている。空を見上げ飛翔する瞬間を待つ。一方でブロンズの質量を持った鳥は、飛べそうに思えない。眼で像を追っていると浮かんだ姿が見えた。磨かれた姿は、時に透明になった。
パリのアトリエは、彼の作業場であると同時に展示場でもあった。時代を越えた作品が素材と共に彼と過ごした時間のなんと幸福なことだろう。
今回の展示でこのアトリエをテーマにした展示室の照明が素晴らしかった。内覧会だったので、運良くライティング・アーキテクトの豊久将三さんと出会い、今回の照明の新しさについて話をうかがった。(私とも2度仕事をさせていただいている)
正面から見るとブロンズ群はまったくフラットな光にとり囲まれていて、重量を失い空中に浮かんでいるようだ。後ろにまわり見ていくと、ブロンズ群は影と共に着地している。「飛翔」と「神秘」この二つの像を見せる磨かれたブロンズ作品こそ、彼が求めていた本質を飛翔させる方法ではないかと思った。
山本容子
ルカとポレールのぬいぐるみ。MUSEUM SHOPで買った。
これは、硝酸銅液の色です。
先日のSwitch の下の階のRainy Day Bookstore & Cafeでのトークで、硝酸液を使ったエッチングの話をしました。
モチーフは、安西水丸さんの残した三枚の銅版について。これらを刷ってオリジナル本が誕生しました。
装丁に使ったのが、この色です。ONE DAYとタイトルを竹ペンで手画きしました。エッチング集には、ふさわしい色です。
山本容子
没後10年、安西水丸制作の銅版がアトリエで発見された。
果たしていつごろの作品か、なぜ銅版画を安西水丸は試みたのか、いくつかの謎が残った。
それを解き明かすべく版画家・山本容子の監修のもと、特装本として最初で最後の版画集が誕生。
安西水丸版画集『ONE DAY』