LUCAS MUSEUM|山本容子美術館 

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TITLE:Art in Hospital News! 「プラテーロとわたし」の壁画が完成しました。

June 03.2021

Art in Hospital News!

「プラテーロとわたし」の壁画が完成しました。

『道程ープラテーロとわたし PLATERO Y YO』2021年 アクリル / カンヴァス 194.5×392.4cm  ©️Yoko Yamamoto

2019年秋「詩画集 プラテーロとわたし」(理論社)刊行記念展が東京の丸の内丸善ではじまり、その後岡山、福岡、名古屋そして2020年秋、京都丸善本店へと巡回されました。その京都会場で、医療法人社団昴会の理事長相馬先生とお目にかかる機会があり、2021年7月に完成予定の放射線治療センターに「壁画を描く」という依頼を受けました。このセンターは東近江市蒲生医療センターの中に新築されるということでした。
展覧会をご覧になり、スペインの詩人ヒメネスの詩の世界に魅了されたということでした。また絵が出会いを運んでくれたのです。それから壁画の制作をはじめ、2021年5月28日に無事、病院の壁に設置されました。プラテーロとわたしのアンソロジーです。コロナ禍で他の仕事が延期や中止になり、7ヶ月間この仕事に集中することが出来ました。今回は、検査の待ち合い室という場所でしたので、色調をおさえて、やさしく皆さんを包み込むタピストリーのような画面にしました。
ロバのプラテーロと共に自然の中を彷徨して回復していった詩人ヒメネスのように、彼らの道程を眼で追いながら、見る人の視線を柔らげることが出来れば幸福です。
肉体を治療する環境の中で、心の薬になりますようにと願っています。
2021.6.3 山本容子

2019年秋「詩画集 プラテーロとわたし」(理論社)刊行記念展が東京の丸の内丸善ではじまり、その後岡山、福岡、名古屋そして2020年秋、京都丸善本店へと巡回されました。その京都会場で、医療法人社団昴会の理事長相馬先生とお目にかかる機会があり、2021年7月に完成予定の放射線治療センターに「壁画を描く」という依頼を受けました。このセンターは東近江市蒲生医療センターの中に新築されるということでした。
展覧会をご覧になり、スペインの詩人ヒメネスの詩の世界に魅了されたということでした。また絵が出会いを運んでくれたのです。それから壁画の制作をはじめ、2021年5月28日に無事、病院の壁に設置されました。プラテーロとわたしのアンソロジーです。コロナ禍で他の仕事が延期や中止になり、7ヶ月間この仕事に集中することが出来ました。今回は、検査の待ち合い室という場所でしたので、色調をおさえて、やさしく皆さんを包み込むタピストリーのような画面にしました。
ロバのプラテーロと共に自然の中を彷徨して回復していった詩人ヒメネスのように、絵を見る人が、彼らの道程を眼で追いながら、視線の先を柔らげることが出来れば幸福です。
肉体を治療する環境の中で、心の薬になりますようにと願っています。

2021.6.3 山本容子



設置風景とサイン入れ
   




設置完成!







医療センターの皆さんと。



■蒲生医療センター
滋賀県東近江市桜川西町340番地

※病院は7月下旬に開院予定です。
Category: Art works
Posted by: lucas

TITLE:【Art works】2018年6月 前橋赤十字病院 壁画・ステンドグラス

June 11.2018

2018年6月1日前橋に、群馬県および関東近県の大規模災害医療の中核となる病院として構想された前橋赤十字病院が開院しました。建設当初からアートインホスピタル導入のお話があり、今回は日本画の西野陽一さん、陶芸家の八木明さん、ステンドグラスの中野竜志さんにお声がけし、4人のコラボレーションで院内の空間を2年に亘り考察し素晴らしい作品が完成しました。(撮影/荒木大甫)


左から中野さん、山本、西野さん、八木さんです。

 

今回のアートインホスピタルを象徴するステンドグラス。1階本館から外来棟への通路3箇所に設置。左から西野さん『森の詩』、山本『太陽の詩』、八木さん『水の詩』、ガラスと割付を中野さんが担当、制作。「水と緑と詩のまち」と呼ばれる前橋の自然と光を表現しました。

 

西野陽一作品『流れ藻の伝説』日本画、1階患者支援センターに設置。青の階調に吸い込まれそうな、左右4m60cmの大作です。

西野陽一作品『流れ藻の伝説』日本画、1階患者支援センターに設置。青の階調に吸い込まれそうな、左右4m60cmの大作です。

 

八木明作品『LINE 2018-1/LINE 2018-2』陶板壁画、1階患者支援センター前通路に設置。2つの壁面に青白磁の陶板が埋め込まれ、抽象的な文様がハーモニーを奏でています。

 

八木明作品『青白磁弦文入れ子鉢』、3階高度救命救急センターの家族ラウンジに設置。直径2mmから21.5cmまでの入れ小鉢が50点、オブジェとしての器が整列しているさまは壮観です。

 

八木明作品『青白磁面取蓋物(三面)』右巻きと左巻きの2点、2階健康管理センターの待合室に設置。螺旋の造形が魅力的な作品です。

 

中野竜志作品『泉の森』ステンドグラス、3階高度救命救急センターの家族ラウンジに設置。同設置場所の八木明作品『青白磁弦文入れ子鉢』の器が水の流れになり、ステンドグラスの中に表現された「泉」へと辿り着く、コラボレートされた作品です。

 

山本容子作品『アリスのお茶会』アクリル、キャンバス、4階小児病棟入口に設置。不思議の国のアリスの世界に子供たちを優しく誘ってくれる作品です。入院生活の退屈さを紛らわせてもらえればと作家の願いを込めて。

 

山本容子作品『チューリップ畑をつまきで』ステンドグラス、4階小児病棟プレイルームに設置。作家著書、絵本『チューリップ畑をつまきで』からイメージを膨らませ制作したステンドグラスです。部屋のマットも芝生のカラーリングにしました。

 

エクラ7月号(6月1日発売)に、見開き6ページで前橋赤十字病院のアートインホスピタル取材記事が掲載されました。是非ご一読ください。

Category: Art works
Posted by: lucas

TITLE:【Art works】2016年10月 埼玉県立小児医療センター ステンドグラス

October 30.2016

アート・イン・ホスピタル ーステンドグラスの癒しの光ー

埼玉県立小児医療センター 霊安室≪Angel's room ≫

霊安室「星めぐりの歌」

霊安室は、嘆きや悲しみに満ちた空間ですが、同時に生を終えた魂に「安らかであれ」と願い祈る場所でもあります。それが地下ではなく、天空に近いこの部屋ではステンドグラスで描かれた壁画が、窓から射し込む光により床や壁に投影されます。その自然の力で動く絵画は、時の移ろいを伝えてくれることでしょう。この霊安室は、祈りを捧げる人々が、太陽、月、星と一体化することで、時間をかけて癒されていく「星めぐりの歌」のような場所であってほしいと願います。    山本 容子

2016年10月、工房の職人が一面一面、細心の注意を払って設置。透明感のある深い青が印象的なステンドグラスは、柱を避けるため、画面は5分割となっている。(撮影:荒木大甫)

縦2160×横480㎜×5点(壁を含む全長縦20160×─5280㎜)

2015年4月銅版画の原画完成

2015年4月原画のイメージに合う色調のガラスを工房のベテラン職人(山木育人氏)と入念に色合わせ

2015年5月ステンドグラス鉛線の入れ方を確定

2016年『クレアーレ』湯河原あたみ工房にて描写制作開始

鎮静効果のある「青」を多数用いて、イメージとおりの色の混ざりあいと透過した

美しいガラスを前に絵付け作業開始

※ガラスはほぼすべてが、ドイツの職人によるハンドメイド

ガラスの切り出しが完了したら、原画の図面どおりにガラスを並べる

練ゴムで留めたガラスをライトテーブルに置く

原画図面の描線を見ながら絵付けの技法を考える(中野竜志氏)

5面すべての絵付け作業を3日がかりで行う

いよいよ黒の絵具「グリザイユ」で絵付け、ステインを始める

<ステインする=汚す>からステンドグラスと言う

「グリザイユ」の主成分は酸化鉄。鉄の粉が入っている顔料は中世から使われている

ガラスの美しさがどんどん絵心を刺激し、作業スピードも大幅アップ

グリザイユ絵具は乾いても定着しておらず、筆で簡単に払える。これを高温で

焼き付けるとガラスと一体化する

グリザイユを焼きつけたあとに、夜空の星の表現のため、色ガラスを部分的に削って白くする

「サンドブラスト」や、焼き付けると黄色くなる絵具「シルバーステイン」を加飾

テーマは宮澤賢治の童話『星めぐりの歌』。夜空の星座を縫うように歌詞が流れていく。

窓を囲む内壁に広がりをもたせる〝工夫”によってガラスの色が室内まで軽やかににじみ出し、

窓からの光がツヤのある床や、天井にも広がる安らぎの空間が完成

新病院での霊安室の重要性を主張した看護部のお二人や、医療センターの皆様。ガラス選びの段階から

ステンドグラス設置まで取りまとめてくれた職人さんとともに

Category: Art works
Posted by: lucas

TITLE:【Art works】2016年10月自治医科大学附属さいたま医療センター 壁画

October 30.2016

2016年10月29日竣工。自治医科大学附属さいたま医療センター外来新棟。

「アート・イン・ホスピタル」をコンセプトにした空間で、アクリル壁画をエントランJ’S PLACEに設置。

自治医科大学附属さいたま医療センター 外来新棟1階J’S PLACE壁画 《沼の歌-シチリアーナ》 アクリル、キャンバス 縦1939×横9121mm

「ホスピタル・アートは、患者、その家族、医療の現場にたずさわる医師や看護師の心を癒し、病院の空間をよりよいものに変える新たな試みです。複雑で多様な思いをもった人々に静かに語りかける、環境音楽のようなものだと考えています。多くの人が行き交う自治医科大学附属さいたま医療センター外来では、温かみを感じるオレンジや黄色の配色を基調とし、優しく微笑みかける舟人、日常生活と密接している沼と動物、ハスの葉をイメージした作品を制作しました。J’S PLACE!この場所が、心が暗くて下を向いて治療をうける患者さんや、ご家族の顎が少しでも上がり、明るく弾んだ気持ちになれる『薬』となること願っています」。山本容子

2016年10月28日壁画設置  微調整の手直しを入れる

完成後、サイン入れ

2016年10月29日 竣工式典

同センターが「見沼田んぼ」内にあることから、実際の沼や公園にいる動物たちがモチーフになりました。

 

 

 

作品の中で小さなカエルやトンボ(あきあかね)を探したりしながら〝おたのしみ”を見つけてください

 

沼の水面に照り返す柔らかな光と、その中を行き交う舟人、口ずさむ舟歌。椅子はハスの葉をイメージして並べられている。

エントラス横の柱には「静物画シリーズ」4作品の銅版画(ソフトグランド・エッチング、グワッシュ)が掛けられている。

銅版画作品は、2階「はる2」、「ころころ」(『あのひとが来て』マガジンハウス)3階「鳥の歌2」「セレナーデ舟歌」(『エンジェルズ・アイ』講談社)趣の異なる4点が配置されている。

2017年春ごろには、3階部分にオンコロジーセンターや緩和ケア室がオープン。

天井や廊下、病室にはさりげなく控えめでありながら、鳥たちの表情がユーモラスで思わず微笑んでしまう空間が誕生しました。

SANGETSU

「TUGUMI mini」

SANGETSU

「鳥の歌」               「鳥の歌singing」

Category: Art works
Posted by: lucas

TITLE:【Art works】4月26日オープン「グランドフロント大阪・ナレッジキャピタル」壁画制作

April 23.2013

4月26日(金)JR大阪駅北側に新しく誕生する「グランドフロント大阪・ナレッジキャピタル」6階にロート製薬株式会社「Smart Camp(スマートキャンプ)うめきた」がオープンします。人と未来に美と健康を繁くパワースポットが誕生!レストラン「旬穀旬彩」(フレンチの巨匠三國清三シェフプロデュースのフレンチとロートオリジナル家庭薬膳料理のコラボレーションが実現)、隣接する都会型野菜農園、完全無農薬のセラミック栽培。さらにリラクゼーションサロン「HOLISTIC LABホリスティクラボ」では、健康管理のサポートを目的にトータルヘルスビューティを提供。山本は、都会型野菜農園ブースに「緩やかな対話」をテーマに壁画を制作しました。制作風景や完成写真をご覧ください。

制作風景

セラミック栽培壁面全景。

    

 

レストラン「旬穀旬彩」とても癒される優しい空間です。食事もボリューム満点!とても美味しいと評判です。

セラミック栽培の茄子です。レストランでもいただけます。お味は濃厚でフレッシュだそうです。

完成~!ロート製薬株式会社嶋田一浩経営企画本部室長とオールウェル計画推進室の中西澄子さん。お二人の優しく細やかなお心遣いに感謝。大変厳しい壁画制作でしたが、お二人やスタッフの皆様に癒されました。これぞALL WELL(みんな元気)、ロート製薬Smart Camp(スマートキャンプ)でございます。皆様も美と健康のパワースポットに是非お越し下さいね。

Category: Art works
Posted by: lucas

TITLE:【Art works】壁画制作風景 和歌山県立医科大学

March 11.2013

3月4日~8日、和歌山県立医科大学6階産婦人科病棟に壁画を制作しました。制作風景をご覧ください。

   

6階NICU入口「鳥の歌」(スペイン・カタロニア地方の子守歌)

        

6階分娩室、新生児室、授乳室壁面「オーヴェルニュの子守歌」(フランス中央部から南の子守歌)

 

新生児の元気な泣き声や、分娩室から聞こえる胎児の心拍音を聞きながら・・・ハードなスケジュールでしたが描き終えることができました。壁画制作の詳細は、近日カフェにupいたします!

Category: Art works
Posted by: lucas

TITLE:【Art works】天井画 完成

December 14.2010

中部ろうさい病院(名古屋)特別室に続き、国立成育医療研究センター、11階西病棟特別室に天井画を制作しました。テーマは「七つの子」!漆喰天井に直接パステルで描画制作をしました。終止天井にむかっての作業でしたが、無事完成!ご協力いただいた病院関係者の皆様ありがとうございました。

制作風景

     

大きさ F100号(H:160cm  W:130cm) 

                   

  

Category: Art works
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TITLE:【Art works】埼玉県立近代美術館ニュース「ソカロ」2010 4月▶5月号

April 14.2010

埼玉県立近代美術館ニュースZOCALOに紹介された原稿をUPいたします。今回の企画展「不思議の国の少女たち-山本容子のワンダーランド」の担当学芸員平野さんが書かれた原稿です。企画展では、鉄道にまつわる小作品や、実寸のステンドグラスを2/3に縮小した2作品も展示し、ステンドグラスの制作プロセスを記録映像ととにもご紹介しています。是非ご来館ください!

鉄道博物館に山本容子さんのステンドグラスを見に行こう!

企画展:「不思議の国の少女たち-山本容子のワンダーランド」 2010年4月7日(水)~5月16日(日)

●ステンドグラス《過ぎゆくもの》2007年(鉄道博物館、さいたま市)

 幅広い分野で活躍し、テレビや雑誌でもたびたび紹介されている山本容子さんについては、みなさんもよくご存知かと思います。ファンの方もきっと多いのではないでしょうか? 山本容子さんは、学生時代に出会った銅版画にひかれ、それを自らの制作の軸に据えて活動してきました。制作の手順が複雑で地道な作業を必要とする銅版画は、どちらかというと地味なものと思われがちです。しかし、山本容子さんはその制作にユニークなアイディアやコンセプトを盛り込み、銅版画に新たな魅力と可能性を吹き込んできました。例えば、近年では金箔を貼った和紙の上に銅版画を刷るという特別な技法にも挑戦し、銅版画とは思えないほど不思議な世界をつくり出しています。こういった技法の面だけではなく、銅版画で探求してきた世界をさまざまなジャンルと関連付けながら、より拡がりのある表現へ展開させていく点で、素晴らしい才能を発揮してきました。銅版画という小さな世界から出発しながらも、それが文学、詩、音楽、建築、パブリックアートなどとの関わりを経て、壮大で深遠なスケールを感じさせる表現へと昇華していくのです。その代表的な作例を、さいたま市の鉄道博物館にあるステンドグラス《過ぎゆくもの》のプロジェクトにみることができます。この作品は2007年の鉄道博物館の開館にあわせ、鉄道へのオマージュの意を込めて制作され、博物館の建物の壁面に恒久的に設置されました。大きさが縦3メートル、横10メートルもある、モニュメンタルな大作です.

 プロジェクトの成立過程は実に興味深く、山本容子さんと総勢11名とのコラボレーションといえるものになっています。まず山本容子さんは蒸気機関車を詠った谷川俊太郎の詩『過ぎゆくもの-SL挽歌』に着眼し、この詩をプロジェクト全体の基調に据えます。次に、小説家、評論家、文学者等10人(中沢新一、池澤夏樹、浅田次郎、関川夏央、池内紀、小川洋子、湯川豊、江國香織、辻原登、嵐山光三郎)に、鉄道に関わるエッセイを書き下ろしてもらいます。そして、それぞれのエッセイから感じとった世界を、10枚の銅版画に描いていきました。

      

構想段階で制作されたパステル画《過ぎゆくもの》2007年、パステル●《沙漠の鉄路》2007年、ソフトグランド・エッチング、グワッシュ

それらは独立した画面を保ちながらも緩やかに連関し、全体で雄大な世界を形づくるように意図されています。これらの銅版画に着彩して出来上がった10点の原画をもとに、今度はステンドグラスの制作に入ります。ステンドグラス工房の協力のもと、使用するガラスの選定やグリザイユという顔料による絵付けの作業などを自分自身で手がけ、ステンドグラスはようやく誕生しました。端緒となった谷川俊太郎の詩、新たに書き下ろされた10篇のエッセイ、10枚の部分から成るひとつのステンドグラス。各ストーリーや場面は個々の世界を表しながら、鉄道をめぐる大きな物語の中へと見事に解き放たれています。ノスタルジア、哀愁、旅への想いといった、鉄道と人に深く根ざす感情に、ステンドグラスから溢れる光と色彩を通してふれることができる、とても印象深い作品と言えます。

●《日向ぼこ》2009年、ソフトグランド・エッチング、グワッシュ、純金箔刷

 当館では山本容子さんの展覧会「不思議の国の少女たち-山本容子のワンダーランド」を開催し、1970年代以降の代表作を振り返りながら、近年の作品を中心とした約200点を展示することになりました。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』や平安の古典文学に登場する少女の世界をモチーフにしたシリーズに加え、新たに取り組んでいる油彩画やここで紹介した鉄道博物館のステンドグラスの原画なども出品されます。山本容子さんの本格的な個展を是非楽しんでいただくと同時に、せっかくの機会ですので鉄道博物館にも足をのばし、ステンドグラス《過ぎゆくもの》の素晴らしさを味わってみるのはいかがでしょうか?(埼玉県立近代美術館主任学芸員平野 到)

★お得な相互割引で山本容子のステンドグラスを見に行こう!企画展詳細はこちらまで

★埼玉県立近代美術館 JR京浜東北線北浦和駅西口より徒歩3分(北浦和公園内)

★鉄道博物館    JR大宮駅よりニューシャトル「鉄道博物館駅」下車、徒歩1分

Category: Art works
Posted by: lucas

TITLE:【Art works】東京メトロ副都心線アートプロジェクト

June 24.2008
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ステンドグラス《Hop, Step, Hop, Step》
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モザイク壁画《Tea Party》
6月14日開通した東京メトロ副都心線のアートプロジェクトの一環として、「新宿三丁目」駅に2点の〈不思議の国のアリスシリーズ〉の作品を制作しました。地下2F通路にステンドグラス《Hop, Step, Hop, Step》(縦2.5m×横8m)、地下1F伊勢丹入口前広場にモザイク壁画《Tea Party》(縦2m×横5.5m)が設置されています。
日常の空間から次元を超えた“ワンダーランド”への入口をイメージしています。
お時間がありましたらぜひご覧下さい。
Category: Art works
Posted by: lucas

TITLE:【Art works】地下鉄13号線「新宿3丁目駅」構内に設置するためのステンドグラスを制作

January 31.2008
山本は、1月中旬から、地下鉄13号線「新宿3丁目駅」構内に設置するためのステンドグラスに描画を始めました。
まず、昨年、油絵で描いた原画にあわせてガラスを選ぶ作業をしました。
そして、今回は工房に入り、ステンドグラスにグリザイユという鉄の粉の入った顔料で絵付けをしました。
モチーフを描き込まれたステンドグラスは立体感と強さを増し、光を通していきいきと動き出しそうです。


ステンドグラスの制作はチームワークがとっても大切。
熟練した工房の職人の方々の協力なしには成り立ちません。
作家と職人の相性が作品のできばえに影響することも。
山本と職人さんたちの息はぴったり。
そのコラボレーション自体が美しいアートのようでした。


このプロジェクトが完成しましたらこちらでお知らせしますので、どうぞお楽しみに。
Category: Art works
Posted by: lucas
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